前期の必修授業が終ったのでいろいろ振り返ってみようと思う
本当にふと思いついたことがある。普段からドキュメンタリーやリフレクションムービーを作っているのに、文章による振り返りは全く行って来なかった。今日講評が終わってから電車の中とかでいろいろ考えて文章を書いてみようと思った。
今日振り返ろうと思ったのは前期に行った必修授業について。別にブログで公開するようなことでもないと思うけど、映像の記録の方もYouTubeに公開しているので文章も公開しようと思う。
展示基礎
その名の通り展示の基礎を学ぶ授業。物の見方から作家さんの作品の扱いや、平面図の書き方、展示案のプレゼン、実際の展示作業。本当に基礎の基礎から展示について学んだ。
最後の実習では同級生の作ったTシャツとリーフレットを展示することになっていて、1週間公の場で展示されることになっていた。
展覧会がどうやって出来ていくのかという事は1年生の時にやったはずだったのに、実際に自分たちで展示作業をしてみると想像の何倍も大変だった。
どうしたら作品の魅力を引き出す事ができるのか?どうするのが作品にとってダメージの少ない展示方法なのか?と初めてだらけのことで悩む時間が多かった。
結果的には作家さんのパーソナルカラーを聞いてそれを照明効果として作品に反映させる形になった。
今振り返ってみると、作品の位置の調整だったり、照明の当て方ももっと工夫できることが山ほど出てくる。この授業で得るものは大きかった。
展覧会を観に行っても展示方法について意識をするようになったし、もっと研究してみたくなった。
造形基礎
この授業も文字通り造形の基礎を学ぶ授業で、デッサンや、粘土などを使った造形物を作っていくのがメインの授業だった。
私は中学校の頃美術の成績が5段階の2だったり、高校の芸術選択が音楽だったりこの手の物には苦手意識を抱いていた。
しかし授業を受けてみると意外と楽しいもので、下手くそなりに良い経験が詰めたと思っている。
「授業の後半あたりからみんなグッとよくなるよ」よく課題中に教授が言っていたことで、本当にその通りだった。一度集中してみると課題のコツがわかってきて、自分でも思っていなかった以上に描けたり作れたりするようになった。
これは全く異なる物質を組み合わせた物を油粘土で作る課題で「スニーカー」と「ピーマン」を組み合わせたものだ。
普段パソコンを使って作品を作ることが多いので、自分の手で何かを作ることを経験できたことは大きいと思う。
デジタルデザイン基礎Ⅱ
この授業は展示基礎の授業を受けているときに他の学生が受けていた授業で、今度は自分たちが展示される側になった。
制作物はTシャツとリーフレットでこれが一番大変だった。
まず自分史と掛け合わせてTシャツのデザインを考えることがどうしても上手く行かなかった。
結果としてデザインは柏に自分史の看板を取り込んだようなデザインになった。(これはリーフレットの表紙と裏表紙)講評が終わった後だから言えることだが、何も知らない人が始めてみた時にこれが何であるかと言うことが伝わらない。ただの街の風景に見えてしまう。
これに合わせてリーフレットも制作したのだが、これも中々に弱いと後から思った。
Tシャツのコンセプトと自分と柏の関係。そしてプロフィールと当たり障りのないデザインだ。
普通に見る分には特に問題ないように見えるが、イマイチ、はっきりとして自分の考えが伝わらない。
制作物全体がかなりぼやっとしてしまった。
今回のこの授業では自分が何か作品を作っていく上での重大な課題が見つかった。
最後に
振り返ってみると、良いこともあったし、課題もたくさん見つかった前期の期間だと思った。こうやって振り返るのが良いことなのかどうかわからないし、公開するのもどうなんだろうと思う。
自分の経験をどういう形で振り返るのが良いことなのだろうか...